日本旅行でAndroidスマートフォンを利用する際、 「自分の端末は日本eSIMに対応している?」 「QRコードはどこから読み込む?」 「日本到着後にどの設定を変更すればいい?」 と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
eSIM対応のAndroidスマートフォンであれば、物理SIMカードを交換せずに日本向けの通信プランを追加できます。 出発前にeSIMをインストールしておけば、日本到着後に回線を有効化するだけでインターネットを利用できます。
ただし、Androidはメーカーや機種によって設定画面の名称や手順が異なります。 この記事では、Androidで日本eSIMを利用するための対応機種の確認方法、設定手順、日本到着後の設定、APN設定、繋がらない場合の対処法をわかりやすく解説します。

Androidで日本eSIMは使える?
eSIM機能を搭載したAndroidスマートフォンであれば、日本eSIMを利用できます。
eSIMとは、スマートフォン本体に内蔵されたデジタルSIMです。 従来のSIMカードのように、カードを取り出して交換する必要はありません。
購入後に発行されるQRコードやアクティベーションコードを使って、日本向けの通信プランを端末へ追加できます。
日本旅行向けのプランは、日本eSIMの商品・料金プランから確認できます。
日本eSIMに対応している主なAndroid機種
eSIMに対応しているAndroidスマートフォンには、Google Pixel、Samsung Galaxy、Xperia、AQUOS、Motorola、Xiaomiなどがあります。
代表的な対応シリーズは次のとおりです。
- Google Pixelシリーズ
- Samsung Galaxy Sシリーズ
- Samsung Galaxy Z Fold・Z Flipシリーズ
- 一部のSony Xperiaシリーズ
- 一部のSHARP AQUOSシリーズ
- 一部のMotorola razr・edgeシリーズ
- 一部のXiaomi・OPPOシリーズ
ただし、同じ機種名でも販売された国、通信会社、モデル番号によってeSIMに対応していない場合があります。
例えば、海外版ではeSIMに対応していても、特定地域向けモデルではeSIM機能が無効になっていることがあります。 機種名だけでなく、モデル番号と販売地域も確認してください。
利用予定の端末については、eSIM対応端末一覧も参考にしてください。
AndroidがeSIMに対応しているか確認する方法
Android端末がeSIMに対応しているか分からない場合は、設定画面から確認できます。
「eSIMを追加」が表示されるか確認する
一般的には、次のような場所にeSIM追加メニューがあります。
- 設定 → ネットワークとインターネット → SIM
- 設定 → 接続 → SIMマネージャー
- 設定 → モバイルネットワーク → eSIM
「eSIMを追加」「SIMをダウンロード」「モバイルプランを追加」などの項目が表示されれば、eSIMに対応している可能性があります。
EIDを確認する
EIDは、eSIM機能を搭載した端末に割り当てられる識別番号です。
電話アプリで「*#06#」を入力するか、端末情報の画面を開き、EIDが表示されるか確認してください。
ただし、端末にEIDが表示されても、購入した通信会社や販売地域の制限によってeSIMを追加できない場合があります。
Androidで日本eSIMを設定する前に確認すること
日本eSIMを設定する前に、次の項目を準備・確認してください。
- eSIM対応のAndroidスマートフォン
- SIMロックが解除された端末
- 安定したWi-Fi環境
- 購入後に発行されたQRコード
- 必要に応じてSM-DP+アドレスとアクティベーションコード
- 端末のOSが更新されていること
- eSIMを追加できる空き容量があること
SIMロックを確認する
端末にSIMロックがかかっていると、購入元の通信会社以外が提供するeSIMを利用できない場合があります。
SIMロックの状態は、端末を購入した通信会社へ確認してください。
Wi-Fiへ接続する
eSIMプロファイルのダウンロードにはインターネット接続が必要です。
空港の不安定な無料Wi-Fiではなく、出発前に自宅やホテルなどの安定したWi-Fi環境でインストールすることをおすすめします。

Androidに日本eSIMを追加する基本手順
Androidの設定画面はメーカーによって異なりますが、基本的な流れは次のとおりです。
- スマートフォンをWi-Fiへ接続する
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」を選択する
- 「SIM」「SIMマネージャー」または「モバイルネットワーク」を選択する
- 「eSIMを追加」または「SIMをダウンロード」を選択する
- 「QRコードを使用」を選択する
- 購入後に発行されたQRコードを読み込む
- 画面の案内に従ってeSIMをダウンロードする
- 回線名を「日本eSIM」などに変更する
出発前は、eSIMのインストールだけを完了させ、回線の有効化やデータローミングは日本到着後に行う方法が一般的です。
ただし、インストールした時点から利用期間が始まる商品もあります。 購入後の案内を確認してから設定してください。
Google Pixelで日本eSIMを設定する方法
Google Pixelでは、一般的に次の手順でeSIMを追加します。
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を選択する
- 「SIM」を選択する
- 「SIMを追加」をタップする
- 「新しいeSIMを設定」を選択する
- 購入後に発行されたQRコードを読み込む
- 「ダウンロード」を選択する
設定項目の名称はAndroidのバージョンによって異なる場合があります。
Samsung Galaxyで日本eSIMを設定する方法
Samsung Galaxyでは、一般的に次の手順で設定します。
- 「設定」を開く
- 「接続」を選択する
- 「SIMマネージャー」を選択する
- 「eSIMを追加」をタップする
- 「サービスプロバイダのQRコードをスキャン」を選択する
- 購入後に発行されたQRコードを読み込む
- 画面の案内に従って追加する
Galaxyでも、販売地域やモデルによってeSIMメニューが表示されない場合があります。
QRコードを同じスマートフォンに表示している場合
購入後のQRコードを、設定するAndroidスマートフォンで表示している場合、そのままカメラで読み込むことはできません。
次のいずれかの方法を利用してください。
- パソコンやタブレットにQRコードを表示する
- 別のスマートフォンにQRコードを表示する
- QRコードを印刷する
- 端末が対応していれば画像からQRコードを読み込む
- SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを手動入力する
QRコードは一度しか利用できない場合があります。 読み込み後は、インストールが完了するまで画面を閉じたり、通信を切断したりしないようにしてください。

日本到着後にAndroidで行う設定
日本へ到着したら、次の順番で日本eSIMを有効化します。
- 機内モードをOFFにする
- 日本eSIMの回線をONにする
- モバイルデータ通信に日本eSIMを選択する
- 日本eSIM側のデータローミングをONにする
- 普段の主回線側のデータローミングをOFFにする
- 必要に応じてAPNを設定する
- 数分待って接続を確認する
日本eSIMの回線をONにする方法
一般的には、次の場所から日本eSIMを有効にできます。
「設定」→「ネットワークとインターネット」または「接続」→「SIM」または「SIMマネージャー」
購入した日本eSIMを選択し、「SIMを使用」「有効化」「ON」などの項目を有効にしてください。
モバイルデータ通信を日本eSIMへ変更する方法
eSIMをONにしただけでは、データ通信に日本eSIMが使われない場合があります。
SIMの設定画面から「モバイルデータ」または「優先SIM」を選択し、日本eSIMを指定してください。
モバイルデータの自動切替機能がある端末では、不要な海外ローミング料金を防ぐため、自動切替をOFFにすることをおすすめします。
データローミングをONにする方法
旅行用日本eSIMの多くは、日本国内の提携通信会社へ接続するためにデータローミングをONにする必要があります。
次のような手順で設定します。
- 「設定」を開く
- 「SIM」または「モバイルネットワーク」を選択する
- 日本eSIMを選択する
- 「ローミング」または「データローミング」をONにする
普段利用している主回線のデータローミングはOFFにしてください。
AndroidではAPN設定が必要?
日本eSIMによっては、AndroidでAPNの手動設定が必要です。
APNとは、スマートフォンをインターネットへ接続するための接続先情報です。 eSIMを追加してアンテナが表示されても、APNが正しく設定されていないとデータ通信を利用できない場合があります。
購入後のメールや設定マニュアルにAPN情報が記載されている場合は、その内容を正確に入力してください。
AndroidでAPNを設定する基本手順
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」を選択する
- 「SIM」または「モバイルネットワーク」を選択する
- 日本eSIMを選択する
- 「アクセスポイント名」または「APN」を開く
- 新しいAPNを追加する
- 案内されたAPN情報を入力する
- APNを保存する
- 作成したAPNを選択する
案内されていない項目は、基本的に入力する必要はありません。 APN名の大文字・小文字、記号、スペースなどを正確に入力してください。
eSIMの詳しい設定方法は、eSIM設定ガイドでも確認できます。
日本eSIMと普段のSIMを併用する方法
デュアルSIM対応のAndroid端末では、日本eSIMでデータ通信を利用しながら、普段のSIMで電話やSMSを受信できます。
おすすめの設定は次のとおりです。
- モバイルデータ通信:日本eSIM
- 日本eSIMのデータローミング:ON
- 主回線のデータローミング:OFF
- 音声通話:主回線または都度確認
- SMS:主回線
- データ通信の自動切替:OFF
主回線をONにしている場合、海外での通話やSMSに料金が発生する可能性があります。 契約している通信会社の国際ローミング料金を事前に確認してください。
日本の電話番号やSMS機能が必要な場合は、電話番号付きeSIMもご確認ください。
Androidでテザリングは利用できる?
購入した日本eSIMがテザリングに対応していれば、Androidスマートフォンからパソコンやタブレットへ通信を共有できます。
一般的には、次の手順で設定します。
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」を選択する
- 「アクセスポイントとテザリング」または「モバイルホットスポット」を選択する
- Wi-FiテザリングをONにする
- 接続する端末でSSIDを選択する
- 設定したパスワードを入力する
パソコンや動画視聴で利用すると、データ容量を早く消費する場合があります。 必要な容量は、データ通信量の目安を参考にしてください。

Androidで日本eSIMが繋がらない場合の対処法
日本eSIMを設定しても通信できない場合は、次の項目を順番に確認してください。
日本eSIMがONになっているか
SIMマネージャーやモバイルネットワークの画面で、日本eSIMが有効になっているか確認します。
モバイルデータ通信が日本eSIMになっているか
回線を有効にしていても、モバイルデータが主回線のままでは日本eSIMで通信できません。
データローミングがONになっているか
日本eSIM側のデータローミングをONにしてください。 主回線側ではなく、日本eSIM側の設定を変更しているか確認しましょう。
APNが正しく設定されているか
購入後に案内されたAPNと、端末に入力した内容が一致しているか確認してください。
新しいAPNを作成しただけで、選択されていないケースもあります。 保存後に作成したAPNを選択してください。
ネットワーク選択を確認する
通常はネットワーク選択を「自動」にします。
購入元から特定の通信会社を選択するよう案内されている場合は、自動選択をOFFにして指定されたネットワークを選びます。
機内モードをON・OFFする
機内モードを一度ONにし、10〜30秒ほど待ってからOFFにすると、ネットワークへ再接続できる場合があります。
端末を再起動する
eSIM追加後やAPN設定後は、Android端末を再起動してください。
再起動後はWi-FiをOFFにし、モバイルデータ通信だけでウェブサイトを開けるか確認します。
別の場所で確認する
地下、トンネル、山間部、建物の奥などでは電波が弱い場合があります。 窓の近くや建物の外へ移動して確認してください。
より詳しい確認方法は、日本eSIMが繋がらない時の対処法をご覧ください。
日本eSIMを削除して再設定してもいい?
日本eSIMが繋がらない場合でも、すぐに端末から削除しないでください。
旅行用eSIMのQRコードは、一度しか使用できない場合があります。 一度インストールしたeSIMを削除すると、同じQRコードで再インストールできなくなる可能性があります。
削除する前に、次の操作を試してください。
- 日本eSIMを一度OFFにして再度ONにする
- モバイルデータ回線を選び直す
- データローミングを確認する
- APNを確認する
- 機内モードをON・OFFする
- 端末を再起動する
- 購入元のサポートへ問い合わせる
解決しない場合は、eSIMを削除する前に日本eSIMの設定・サポート情報をご確認ください。
Androidで日本eSIMを利用するメリット
- 物理SIMカードを交換する必要がない
- 出発前に通信プランを準備できる
- 日本到着後すぐにインターネットを利用できる
- 普段のSIMと日本eSIMを併用できる
- SIMカードの紛失リスクを減らせる
- プランによってはテザリングを利用できる
- 店舗でSIMカードを購入する手間を減らせる
旅行期間や利用目的に合ったプランは、日本eSIM料金・プラン比較から確認できます。
Androidで日本eSIMを使う場合の注意点
メーカーによって設定画面が異なる
Google Pixel、Samsung Galaxy、Xperia、AQUOSなどで、メニュー名や設定場所が異なります。
設定項目が見つからない場合は、設定画面上部の検索機能で「eSIM」「SIM」「ローミング」「APN」と検索してください。
同じ機種でもeSIM非対応の場合がある
販売国、モデル番号、通信会社の仕様によって、eSIM対応状況が異なる場合があります。 購入前に正確なモデル番号を確認しましょう。
QRコードを何度も読み込まない
QRコードが使用済みと判定される場合があるため、エラーが表示されたときに何度も読み込まないようにしてください。
インストール時期を確認する
日本へ到着する前にインストールできる商品が多い一方、インストールした時点から利用期間が始まる商品もあります。
購入後の案内に記載された利用開始条件を確認してください。
端末を初期化しない
端末の初期化時にeSIMを削除すると、再インストールできなくなる可能性があります。 旅行前や利用期間中の初期化は避けましょう。
Androidで日本eSIMを使う場合のよくある質問
Androidならすべて日本eSIMを利用できますか?
いいえ。eSIM機能を搭載した端末のみ利用できます。 同じシリーズでもモデルによって対応状況が異なります。
物理SIMカードを抜く必要がありますか?
基本的に必要ありません。 デュアルSIM対応端末であれば、物理SIMを残したまま日本eSIMを追加できます。
出発前に日本eSIMを設定できますか?
多くの商品では出発前にインストールできます。 ただし、インストール時点から有効期間が始まる商品もあるため、購入後の案内を確認してください。
日本到着後に設定しても大丈夫ですか?
設定できますが、eSIMのダウンロードにはWi-Fiが必要です。 空港のWi-Fiが不安定な場合もあるため、出発前の準備がおすすめです。
アンテナは表示されるのに通信できないのはなぜですか?
データローミング、モバイルデータ回線、APN設定などに問題がある可能性があります。
APN設定は必ず必要ですか?
必ず必要とは限りません。 APNが自動設定される商品もあります。 購入後の案内にAPN情報が記載されている場合のみ設定してください。
eSIMを削除すれば接続できるようになりますか?
削除しても改善するとは限りません。 同じQRコードを再利用できない場合があるため、サポートの案内前に削除しないでください。
Androidで電話やSMSも利用できますか?
データ専用eSIMでは、通常の音声通話やSMSは利用できません。 LINEやWhatsAppなど、インターネットを利用する通話アプリは使用できます。
その他の疑問は、eSIMのよくある質問をご確認ください。
まとめ|Androidでは対応機種とAPN設定を確認しよう
eSIM対応のAndroidスマートフォンであれば、QRコードを読み込むことで日本eSIMを追加できます。
Androidはメーカーや機種によって設定画面が異なるため、次のポイントを順番に確認してください。
- 端末とモデル番号がeSIMに対応しているか確認する
- SIMロックが解除されているか確認する
- 安定したWi-Fi環境でQRコードを読み込む
- 日本到着後に日本eSIMをONにする
- モバイルデータ通信に日本eSIMを選択する
- 日本eSIM側のデータローミングをONにする
- 必要な場合はAPNを正しく設定する
- 通信できない場合でもすぐにeSIMを削除しない
日本eSIMの購入から設定、利用方法まで詳しく確認したい方は、日本eSIM完全ガイドをご覧ください。
これから日本旅行用の通信プランを準備する方は、日本eSIMの商品・料金プランから、旅行日数や必要なデータ容量に合ったプランを確認できます。