日本へ留学するときは、学校への連絡、地図、乗換案内、翻訳、SNS、アルバイト探しなど、さまざまな場面でスマートフォンを利用します。
そのため、日本到着後すぐに使える通信手段を準備しておくことが重要です。
日本留学ではeSIMを利用できます。 特に、空港到着直後からインターネットを使いたい方や、日本の携帯電話会社との契約が完了するまでの通信手段を探している方に便利です。
一方、半年や1年以上の長期留学では、データ専用eSIMだけでなく、日本の電話番号付きSIMや月額契約も比較する必要があります。
学校、銀行、アルバイト、宅配便、行政手続きなどで、日本の電話番号やSMS認証を求められる可能性があるためです。
この記事では、日本留学でeSIMを使うメリット、長期滞在で必要なデータ容量、電話番号の必要性、プリペイドSIM・月額SIM・レンタルWi-Fiとの違いを解説します。

日本留学でもeSIMは使える?
eSIM対応のスマートフォンであれば、日本留学中も日本向けeSIMを利用できます。
eSIMは、スマートフォン本体に通信プランを追加するデジタルSIMです。 物理SIMカードを交換せず、QRコードなどを使って設定できます。
日本到着前にオンラインで購入し、出発前または到着後に設定できるため、留学開始直後の通信手段として便利です。
日本eSIMを利用すれば、次のようなサービスを使えます。
- Googleマップ
- 電車・バスの乗換案内
- 翻訳アプリ
- LINE・WhatsApp
- 学校からのメール確認
- オンライン授業
- SNS
- ウェブ検索
- ビデオ通話
現在利用できる日本向けプランは、日本eSIMの商品・料金プランから確認できます。
日本留学でeSIMが便利な場面
日本到着直後
日本へ到着すると、空港から学校、寮、ホームステイ先まで移動する必要があります。
日本eSIMを出発前に準備しておけば、到着後すぐに地図、乗換案内、メッセージを利用できます。
日本の携帯電話契約が完了するまで
日本の月額SIMを契約する場合、本人確認書類、在留カード、住所、支払い方法などが必要になることがあります。
日本到着直後は住所登録や銀行口座の準備が完了しておらず、すぐに契約できない可能性があります。
その間の通信手段として、短期または30日程度の日本eSIMを利用できます。
短期留学・語学研修
数週間から3か月程度の短期留学では、月額契約をせず、旅行用・短期滞在用eSIMだけで対応できる場合があります。
留学中の国内旅行
学校や寮のWi-Fiを中心に利用している場合でも、日本国内を旅行するときはモバイル通信が必要です。
必要な期間だけ追加の日本eSIMを購入する方法もあります。
短期留学と長期留学でおすすめの通信方法は違う
おすすめの通信方法は、留学期間によって変わります。
| 留学期間 | おすすめの通信方法 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| 1週間〜1か月 | 短期日本eSIM | 受け取り不要で準備しやすい |
| 1〜3か月 | 大容量eSIM・30日プランの更新 | 料金、延長、追加購入を確認 |
| 3〜6か月 | eSIMと月額SIMを比較 | 電話番号の必要性を確認 |
| 6か月〜1年以上 | 日本の月額SIM・電話番号付きSIM | 長期料金と契約条件を比較 |
短期留学では、設定が簡単で返却不要なeSIMが便利です。
長期留学では、日本の電話番号が必要になる可能性が高いため、月額SIMや電話番号付きプランも比較しましょう。
日本留学で使える通信手段を比較
| 通信手段 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 日本eSIM | オンライン購入、受け取り・返却不要 | データ専用商品が多い | 到着直後、短期留学 |
| プリペイドSIM | eSIM非対応端末でも使える | SIM交換と受け取りが必要 | 物理SIMを使いたい方 |
| 日本の月額SIM | 長期では料金を抑えやすい | 契約や本人確認が必要 | 半年以上の長期留学 |
| レンタルWi-Fi | 複数端末で共有できる | 充電、持ち運び、返却が必要 | パソコンも頻繁に使う方 |
| 海外ローミング | 普段のSIMをそのまま使える | 料金が高くなる可能性 | 数日間のみ利用する方 |
| 学校・寮のWi-Fi | 追加料金なしで使える場合がある | 外出中は利用できない | モバイル通信が少ない方 |

日本留学向けeSIMの選び方
留学期間に合った有効期限を選ぶ
eSIMには、3日、7日、15日、30日などの利用期間が設定されています。
留学期間より短いプランを選ぶ場合は、追加チャージや新しいeSIMの購入が必要です。
1〜3か月の留学では、次の点を確認しましょう。
- 30日プランを繰り返し購入できるか
- 同じeSIMへ追加チャージできるか
- 利用期間を延長できるか
- 新しいQRコードの設定が必要か
- 長期間利用した場合の合計料金
必要なデータ容量を選ぶ
留学中は、旅行よりもスマートフォンを利用する期間が長くなります。
学校や寮にWi-Fiがあるか、オンライン授業を受けるかによって必要な容量が変わります。
| 利用スタイル | 1か月の容量目安 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Wi-Fi中心 | 3〜10GB程度 | 外出中の地図、連絡、検索 |
| 一般的な利用 | 10〜20GB程度 | SNS、音声通話、学校連絡 |
| モバイル通信中心 | 20〜50GB以上 | 動画、ビデオ通話、資料閲覧 |
| オンライン授業・テザリング | 大容量・無制限 | パソコン接続、長時間の会議 |
実際の通信量は、動画の画質、オンライン授業の時間、テザリング、クラウド同期によって異なります。
アプリ別の目安は、データ通信量の目安をご確認ください。
データ追加・延長に対応しているか
長期留学では、予定より早くデータ容量を使い切る可能性があります。
購入前に、追加チャージ、期間延長、再購入の方法を確認しましょう。
追加チャージに対応していない場合でも、新しい日本eSIMを購入してデータ回線を切り替えられます。
テザリングに対応しているか
学校や寮のWi-Fiが不安定な場合、スマートフォンのテザリングを使ってパソコンを接続することがあります。
商品によってはテザリングが制限されているため、次の項目を確認してください。
- テザリングに対応しているか
- テザリング容量に上限があるか
- 同時接続できる端末数
- 速度制限後も利用できるか
- APN設定が必要か
速度制限の条件を確認する
無制限プランでも、1日あたりの高速データ上限や公平利用ポリシーが設定されている場合があります。
オンライン授業や動画を利用する方は、高速通信の上限と制限後の速度を確認しましょう。
サポート体制を確認する
留学開始直後は、日本語での設定や問い合わせが難しい場合があります。
対応言語、問い合わせ方法、対応時間を購入前に確認すると安心です。
設定や通信トラブルについては、日本eSIMサポートをご覧ください。
日本留学では電話番号付きeSIMが必要?
短期の語学研修や交換留学で、家族や友人との連絡をLINEやWhatsAppだけで行う場合は、データ専用eSIMでも対応できます。
一方、長期留学では日本の電話番号が必要になる場面があります。
日本の電話番号が必要になる可能性がある場面
- 学校や大学への連絡先登録
- 銀行口座の開設
- アルバイトへの応募
- 不動産や学生寮との連絡
- 宅配便の受け取り
- 病院や行政機関への電話
- 日本のサービスでのSMS認証
- クレジットカードや決済サービスの登録
データ専用eSIMには通常、日本の電話番号やSMS機能が付いていません。
日本の電話番号が必要な方は、電話番号付きeSIMまたは日本の月額SIMを検討してください。
LINEやWhatsAppだけなら電話番号付きプランは不要?
すでにLINEやWhatsAppのアカウントを登録済みであれば、日本eSIMのデータ通信を使ってメッセージや通話を利用できます。
ただし、アプリの再インストール、ログアウト、機種変更を行うと、登録電話番号へのSMS認証が必要になる場合があります。
海外の主回線を維持するか、ログイン情報を出発前に確認しておきましょう。

海外の主回線と日本eSIMを同時に使える?
デュアルSIM対応スマートフォンであれば、海外で利用している主回線と日本eSIMを同時に使える場合があります。
おすすめの設定は次のとおりです。
| 設定項目 | 海外の主回線 | 日本eSIM |
|---|---|---|
| 回線 | SMS受信が必要ならON | ON |
| モバイルデータ通信 | 使用しない | 使用する |
| データローミング | OFF | 商品案内に従って設定 |
| データの自動切り替え | OFF | |
海外の主回線を残しておけば、銀行やSNSなどの認証SMSを受信できる場合があります。
ただし、主回線による電話の発着信やSMS送信には、海外ローミング料金が発生する可能性があります。
料金が心配な場合や主回線が不要な場合は、主回線をOFFにしましょう。
留学期間別のおすすめ通信方法
1週間〜1か月の短期留学
短期留学では、受け取りや契約手続きが不要な日本eSIMが便利です。
学校や宿泊先にWi-Fiがある場合は、3〜10GB程度のプランでも利用しやすいでしょう。
1〜3か月の語学留学
30日プランを更新できるeSIMや、大容量プランが候補になります。
日本の電話番号が必要になる予定がなければ、データ専用eSIMだけでも対応できる場合があります。
3〜6か月の交換留学
通信費の合計を考えると、短期eSIMを繰り返し購入するより、日本の月額SIMが安くなる可能性があります。
電話番号、SMS、契約期間、解約料金を比較しましょう。
6か月〜1年以上の長期留学
長期留学では、日本の電話番号付き月額SIMが利用しやすい場合があります。
日本到着後すぐはeSIMを利用し、住所登録や銀行口座の準備が完了してから月額SIMへ切り替える方法もあります。
日本eSIMと月額SIMを併用する方法
長期留学では、次のように通信手段を段階的に切り替える方法があります。
- 出発前に短期の日本eSIMを購入する
- 日本到着後すぐにeSIMで通信を開始する
- 住所登録や在留カードの手続きを行う
- 必要に応じて銀行口座や支払い方法を準備する
- 日本の月額SIMまたは電話番号付きプランを契約する
- 新しい回線の接続を確認する
- 短期eSIMをOFFにする
この方法なら、日本到着直後に通信できない期間を作らず、長期向けプランへ移行できます。
日本留学前に確認すること
- スマートフォンがeSIMに対応しているか
- 端末のSIMロックが解除されているか
- 日本で利用できる周波数に対応しているか
- デュアルSIMに対応しているか
- 留学期間に合った有効期限か
- 必要なデータ容量があるか
- 日本の電話番号が必要か
- テザリングに対応しているか
- 追加チャージや延長が可能か
- 利用開始のタイミング
対応端末については、eSIM対応端末一覧をご確認ください。
日本eSIMはいつ設定する?
日本到着直後からインターネットを利用したい場合は、出発前にeSIMをインストールしておく方法がおすすめです。
一般的な流れは次のとおりです。
- 出発前に日本eSIMを購入する
- 利用開始条件を確認する
- 安定したWi-Fiへ接続する
- QRコードを読み込んでeSIMを追加する
- 回線名を「日本留学」「Japan eSIM」などに変更する
- 日本到着までは回線をOFFにしておく
- 日本到着後にeSIMをONにする
- モバイルデータ通信に日本eSIMを選択する
- 商品案内に従ってデータローミングを設定する
- Wi-FiをOFFにして通信を確認する
商品によっては、インストールした時点で利用期間が開始する場合があります。
設定前に購入した商品の利用条件を確認してください。
詳しい設定方法は、eSIM設定ガイドをご覧ください。

日本到着後にeSIMが繋がらない場合
日本eSIMを有効化しても通信できない場合は、次の項目を確認してください。
- 日本eSIMの回線がONになっているか
- モバイルデータ通信に日本eSIMが選択されているか
- 必要に応じてデータローミングがONになっているか
- APNが正しく設定されているか
- 利用開始日になっているか
- データ容量が残っているか
- ネットワーク選択が自動になっているか
- 端末のSIMロックが解除されているか
設定を確認したあと、機内モードを一度ONにしてからOFFにするか、スマートフォンを再起動してください。
通信できない場合でも、自己判断ですぐにeSIMを削除しないでください。
旅行用・短期滞在用eSIMのQRコードは、一度しか利用できない場合があります。 削除すると再インストールできない可能性があります。
詳しい確認方法は、日本eSIMが繋がらない時の対処法をご覧ください。
長期留学でデータ容量を節約する方法
学校や寮のWi-Fiを利用する
オンライン授業、動画視聴、アプリ更新、写真のバックアップは、学校や寮のWi-Fi接続時に行いましょう。
動画の画質を下げる
YouTubeや動画配信サービスは、画質によってデータ消費量が大きく変わります。
モバイル通信中は低画質または標準画質へ変更してください。
写真と動画の自動バックアップをOFFにする
iCloudやGoogleフォトによる自動アップロードは、大量のデータを消費する可能性があります。
オフラインマップを保存する
学校、寮、最寄り駅周辺の地図をWi-Fi接続時に保存しておくと、移動中の通信量を減らせます。
オンライン授業ではWi-Fiを優先する
長時間のオンライン授業やビデオ通話は、多くのデータを使用します。
モバイル通信を利用する場合は、カメラをOFFにすることで通信量を抑えやすくなります。
テザリングの自動通信に注意する
パソコンをテザリング接続すると、OS更新やクラウド同期が自動的に始まる場合があります。
不要な更新や同期を停止してから接続しましょう。
日本留学でデータ容量が足りなくなった場合
データ容量が少なくなったら、最初にeSIMサービスのマイページなどで残量と有効期限を確認します。
追加チャージに対応している場合は、同じeSIMへデータを追加できます。
追加できない場合は、学校、寮、ホテルなどのWi-Fiへ接続し、新しい日本eSIMを購入します。
新しいeSIMを追加するときは、現在のeSIMをすぐに削除せず、回線をOFFにして残しておきましょう。
長期留学で日本eSIMを使う注意点
長期利用では料金が高くなる場合がある
短期eSIMを毎月購入すると、日本の月額SIMより合計料金が高くなる可能性があります。
3か月以上滞在する場合は、長期利用時の総額を比較しましょう。
日本の電話番号が付いていない場合がある
データ専用eSIMでは、学校やアルバイト先から通常電話を受けられません。
SMS認証に対応できない場合がある
日本の電話番号を使ったSMS認証が必要なサービスでは、データ専用eSIMを利用できない場合があります。
住所確認や本人確認が必要な契約もある
日本の月額SIMへ切り替える場合は、在留カード、住所、支払い方法などを求められる可能性があります。
無制限でも速度制限がある場合がある
無制限と表示されたeSIMでも、高速通信の上限や公平利用ポリシーが設定されている場合があります。
eSIMを削除すると再利用できない場合がある
通信トラブルが発生しても、サポートへ問い合わせる前にeSIMを削除しないでください。
日本留学にeSIMがおすすめな人
- 日本到着後すぐインターネットを使いたい方
- 1週間〜3か月程度の短期留学をする方
- 日本の携帯契約が完了するまで通信したい方
- 物理SIMカードを交換したくない方
- 海外の主回線を維持したい方
- 日本の電話番号をすぐに必要としない方
- 学校や寮のWi-Fiを併用できる方
日本の月額SIMがおすすめな人
- 半年以上日本に滞在する方
- 日本の電話番号が必要な方
- アルバイトや仕事をする予定がある方
- 毎月多くのデータを利用する方
- 長期的な通信料金を抑えたい方
- 日本のサービスでSMS認証を利用する方
日本留学向けeSIMに関するよくある質問
日本へ1年間留学しますが、eSIMだけで生活できますか?
データ通信だけであれば利用できます。
ただし、学校、銀行、アルバイト、宅配便などで日本の電話番号が必要になる可能性があります。 長期留学では電話番号付きSIMや月額SIMも比較しましょう。
1か月の留学には何GB必要ですか?
学校や寮のWi-Fiを中心に利用する場合は、3〜10GB程度が目安です。
SNSやビデオ通話を頻繁に使う場合は10〜20GB以上、オンライン授業やテザリングが多い場合は大容量プランを検討してください。
日本の電話番号は付いていますか?
一般的な旅行用・短期滞在用eSIMは、データ通信専用の場合が多く、日本の電話番号は付いていません。
eSIMでLINEを使えますか?
インターネットへ接続できれば、LINEのメッセージ、音声通話、ビデオ通話を利用できます。
留学中にアルバイトをするなら電話番号は必要ですか?
応募先や仕事内容によって異なりますが、日本の電話番号を連絡先として求められる可能性があります。
日本到着後にeSIMから月額SIMへ変更できますか?
変更できます。
月額SIMの接続を確認してから、日本eSIMをOFFにしてください。
海外の電話番号を残したまま使えますか?
デュアルSIM対応端末であれば、海外の主回線を残し、日本eSIMをデータ通信に使える場合があります。
日本eSIMでテザリングできますか?
テザリング対応の商品とスマートフォンであれば利用できます。
購入前にテザリング条件と容量上限を確認してください。
日本eSIMを毎月購入しても大丈夫ですか?
購入できますが、毎月の合計料金と設定の手間を考える必要があります。
長期滞在では月額SIMのほうが利用しやすい場合があります。
通信できない場合はeSIMを削除しますか?
削除しないでください。
設定、APN、データローミング、利用開始日を確認し、改善しない場合はサポートへ問い合わせましょう。
その他の疑問は、eSIMのよくある質問をご覧ください。
まとめ|短期留学はeSIM、長期留学は電話番号付きSIMも比較しよう
日本留学でも、対応スマートフォンがあれば日本eSIMを利用できます。
日本到着前にオンラインで準備でき、空港到着後すぐに地図、乗換案内、翻訳、学校からの連絡を確認できる点がメリットです。
特に、短期留学や日本の携帯電話契約が完了するまでの通信手段として便利です。
通信手段を選ぶときは、次の項目を確認してください。
- 留学期間に合った利用期限
- 1か月に必要なデータ容量
- 日本の電話番号やSMSが必要か
- テザリングを利用するか
- 追加チャージや延長に対応しているか
- 長期利用した場合の合計料金
- サポート体制
1週間〜3か月程度の短期留学では、日本eSIMが利用しやすいでしょう。
半年以上の長期留学では、学校、銀行、アルバイトなどで日本の電話番号が必要になる可能性があるため、電話番号付きeSIMや月額SIMも比較してください。
現在利用できる日本向けプランは、日本eSIMの商品・料金プランから確認できます。
容量と利用期間を比較したい方は、日本eSIM料金・プラン比較をご覧ください。